FIRE後に後悔しないために|“自由”を持て余す人へ贈る副業のすすめ

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FIREして、まさか「暇」なんて言ってないだろうな?

FIRE(Financial Independence, Retire Early)を達成したあなた、おめでとう。
だが、正直に言おう──それはゴールじゃない。スタートだ。
「会社を辞めた瞬間、人生がフワッと軽くなった…」そんな感動も束の間、数ヶ月後には、意味もなく豆を挽くところからコーヒーを淹れて、意味もなくビジネス系のYouTubeを回遊し、「これ、自由か?」「暇という名の地獄では?」と気づき始める。

耳が痛い?ならよく聞け。
FIRE後に最も多い後悔、それはこうだ。

「毎日が夏休みみたいで楽しいと思ってた。でも、人って、目的がないと腐るんですね。」

腐りかけの元サラリーマンにはなってほしくない。
せっかく“経済的自由”を手に入れたんだ。
なら、次は“精神的自由”を取りにいけ。

「自分のことだ…」と思ったら、すでに黄色信号だ

FIRE直後はハネムーン。何しても楽しい。
だが、1年後──あなたの脳は、こう囁く。

「で? お前、何の役にも立ってないけど?」

それは罪悪感じゃない。“成長したい”という本能からのメッセージだ。
人間は「成長」しないと、自己嫌悪になるようにできている。

じゃあ、どうするか?

読書?ジム?語学?
どれも素晴らしいが、もう一歩先へ行け。
人は他者との関わりの中で、自分の価値を実感する。だから、趣味や自己研鑽だけでなく、誰かの役に立つ行動が必要になる。

他人と繋がりながら、自分の価値を確認できる方法──それが副業だ。
副業を通じて、自分の興味やスキルを再発見し、それを誰かの役に立てることで、“社会における自分の価値”を再定義できるのだ。

例えば、筆者のケースを紹介しよう──

副業でハードモード→成長した話

筆者は、サイドFIRE初期「動画編集ならできる!」と軽いノリで副業を始めた。
ところがどっこい──うっかり受けた案件が、難易度:鬼モードだった。

「口の動きと音声がズレてますね」
「カメラ2の映像、カメラ1に差し替えてもらえますか?」

……カメラ1?カメラ2?何それ、テレビ局の話?

もう、完全にパニック。
Premiere Proを睨みすぎて、モニターと一体化するかと思った。

でも、逃げ道はなかった。
いや、あるにはあったけど、“逃げたら自分が腐る”気がした。

「なんで今、夜中にグーグルで「リップシンク 修正 方法」とか検索してるんだ私は……。」
とか思いつつ楽しい。

しかも。
その案件が終わる頃、気づいたんだ。

「……あれ?できるようになってる?」

完全に“やらされ仕事”だったら地獄だけど、自分で選んだ仕事って、なぜか脳内でRPG扱いされる。
気づけば、動画編集スキルも、自信もゲットしていた。

FIREしたから時間も体力もあった。
だから、こんな「高難易度ミッション」でも、笑える武勇伝にできたんだと思う。

副業で“価値を見出される経験”を積め

ここで副業という選択肢が意味を持ってくる。
ただのお小遣い稼ぎではない。
副業は、“お金のため”というより、“自分の価値を試す場所”だ。

ブログでもいい。デザインでも、投資でも、スキル販売でもいい。
要は、自分の時間と価値を交換して、「社会に通用するか」を試せ。
FIREした今なら、失敗しても誰もクビにはしない。

「遊ぶFIRE」と「積み上げのFIRE」

FIRE後、無為にゴルフとNetflix三昧の日々を過ごす人間と、
自分の価値を再構築し、月5万円でも稼ぎ、
会社に戻る? いや、むしろお金を積まれても行かないよ。」と笑える人間。

どちらが“自由”だ?

自由とは、単にお金のことではない。
選択できること、そして拒否できることだ。

すでにやってる人は稼いでる

もちろん、向き不向きはある。でも、楽しみながら稼いでる人がいるのも、事実だ。
「1日2時間だけ」書いて月10万円、「趣味でやってたら知らん間にインボイス登録」という猛者もゴロゴロいる。

それが何を意味するか?
副業は、“労働”ではなく“遊び”の延長線にあるということだ。

気づいたあなたは、もう“少数派”だ

ここまで読んで、「うわ、これは自分もやらなきゃ」と感じたなら、
あなたの中にはすでに「次の成長スイッチ」が入っている。

この気づきに至る人は、正直、少ない。
多くは「自由ゲット!」で思考停止し、ぬるま湯の退屈地獄で沈んでいく。
だが、あなたは違う。
なぜなら、自由とは、能動的に選び取るものだと知ったからだ。

最後に:人生、もう一段アップグレードしてみないか?

FIREとは、スタートラインでしかない。
でも世の中には、そこでエンジン切って、朝から晩までコーヒー飲んでYouTube見てる“退職ゾンビ”が大量発生している。
彼らは自由になった。でも、「意味」を見失った。

あなたには、そうなってほしくない。

副業とは、単なる小遣い稼ぎではない。
それは、「自分というブランドを磨く」行為だ。
そしてその行動が、FIRE後の自信誇りを生む。

「俺(私)まだまだイケる」
そう思えたとき、人はまた走り出せる。

もしあなたが今、「このままでいいのか?」と感じたなら、それは“次の自由”への招待状だ。
副業という名のアップグレードパッチを、自分にインストールせよ。

“暇”を自由に変えるのは、自分の選択だけだ。

さて、次は何する?

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